岩崎地区概要

岩崎の地名の由来

岩崎の地名は地形的な事からなづけられたとか、また、遠い昔、蝦夷征伐の任を終えた坂上田村麻呂が、都へ帰る時、重臣の「岩崎の翁」に、この荒地を開拓せよと命じられ、その翁の名前を地名にしたとも伝えられている。
古文書で歴史的にはっきりと地名が分かるのは、南北朝時代(1336~1392)、和賀領が二つに分かれ、北朝方の鬼柳氏の大将義清が歴応4年(1341)に南朝方の須々孫(煤孫)氏の武将に「岩崎」楯(城)で討たれたと「岩崎」の名が出てくる。


岩崎地区の特色

岩崎地区は鬼剣舞の発祥の地として全国的に知られ、煤孫ひなこ剣舞、和賀大乗神楽、田植踊りなどの民俗芸能が多く伝えられている。また、岩崎地区は温泉郷をなし、秘境夏油温泉、入畑、瀬美、水神、瀬峰坂温泉など良質の温泉がならぶ。

郷土伝統芸能

岩崎鬼剣舞  
北上地方の鬼剣舞の祖とされ、享保17年(1733)の「念仏釼舞伝全」が、最古の相伝本となるもので「言傅」として延文5年(1360)の添書がある。国指定重要無形民俗文化財に指定されている。
和賀大乗神楽  
今から七百年程前、慈覚大師の弟子の後継者玉木明介なる者、正和四年(1315)京都東山の聖護院の修験を修行、煤孫に帰郷し創始された。その後嘉永元年(1848)宮城県涌谷の天台修験兼帯という寺から大乗神楽が伝承された。県の重要無形民俗文化財に指定されている。 公演・慶昌寺奉納(3月下旬)
煤孫ひな子剣舞  
北上地方に集中した女子剣舞。社寺の境内、民家の庭で踊られる。嘉祥3年(830)慈覚大志が煤孫の馬頭観音を駒ケ岳に移したとき広められたという由来伝説がある。
夏油神楽  
明治初期に岳神楽から伝えられたともいう。昭和四十二年に若者達によって復活したが、旧南部と伊達の領境の集落ということもあって仙台神楽の影響を受け、岳流本来の舞型が失われていた。そこで、昭和六十三年岳神楽の正統を伝える東和町の石鳩岡神楽の指導によって新たに舞を習得し現在に至っている。

岩崎鬼剣舞  岩崎新田鬼剣舞  和賀大乗神楽  煤孫ひな子剣舞  夏油神楽  岩崎よそじま神楽

岩崎上田植踊り  岩崎下契約会田植踊り  岩崎城内太鼓  御新田太鼓 

名所旧跡

夏油温泉郷  
夏油温泉は、栗駒国定公園の北端、ブナの原生林に囲まれた夏油渓谷に臨む奥深い秘湯です。江戸時代の効能書に「南部藩随一の名湯」と記され、当時江戸や京都で発行した温泉番付では、西の大関紀州の本宮温泉と並んで東の大関と最高位にランクされました。現在も「全国名湯百選」の1つになっています。
  入畑ダム展望台 入畑ダム展望広場は、ダムを建設のクレーン跡を利用して平成3年に完成した広場です。展望広場に上がると、ダム周辺と北上平野を一望する事ができ、また南西の方角には駒ケ岳が見えます。特に新緑時期の入畑ダムは、奥羽山脈からの雪解け水で満々と水量も多く、湖面がエメラルドグリーンに輝いて素晴らしい眺望が楽しめます。
     
夏油高原スキー場  
本州トップクラスを誇る積雪量、良質の雪が夏油高原スキー場の一番の魅力で、ゲレンデはいつでも快適なコンデションです。ゴールデンウイークまでのロングシーズン営業。

夏油三山  鬼の館  岩崎城址舞楽園  南部伊達藩境塚  鈴木将監碑


イベント情報

岩崎城絵幟まつり

夏油高原ヒルクライム

岩崎地区大運動会

アクセス

岩崎地区交流センター
〒024-0321岩手県北上市和賀町岩崎18-53-8
TEL&FAX 0197-73-6076
Eメール iwasaki-kc@wtv-net.jp

<高速道路利用アクセス>
【北上江釣子 IC で降りる場合】 仙台宮城 IC~北上江釣子 IC約1 時間 30 分北上江釣子 IC~岩崎城運動公園 約 15 分 【北上西 IC で降りる場合】 能代 IC~北上西 IC 約 2 時間 15 分 北上西 IC~岩崎城運動公園 約 10 分